ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2020.6.13 10:45日々の出来事

同調圧力でマスクを外さないでくれ

実はわしは「私(プライベート)」な場面では、マスクをする
時がある。

タクシーに乗った時、運転手がいろんな客を乗せている
から、たまにマスクなしの者が乗ってきたら、怖いかな?
と思ったら、バッグの中からマスクを出して、つけてやる
ことがある。

あるいは、わしは喘息だから、気温の変化で咳込むこと
がある。
そういうときは、人が不安にならないようにマスクをしてやる。
コロナ以前ならやらなくてよかったのだが、コロナ渦中では
マナーとして、そのくらいのことはしてやる。

しかし「ゴー宣道場」のような「公(パブリック)」な場面では、
わしの新コロに対する主張からいって、マスクをして出る
わけにはいかない。
言ってることとやってることが違うと、揶揄する馬鹿が必ず
出てくる。

「公的な場所でマスクをしない」というのは、もはやわしの
「表現活動」になっており、わしの意見の説得力に関係
あるので、わしは「言論・表現の自由」を行使する国民と
して、「マスクをしない」というパフォーマンスを実行しな
ければならない。

だが、師範たちや門下生たちが、わしに付き合って、
マスクを外す必要はない。
不安な人はつけておけばいい。
同調圧力でわしに従うようなことは絶対にしないでほしい。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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